兵庫県神戸市北区の閑静な郊外の開発地の一区画に建築した住宅。
計画は、周辺が道路に向けて比較的開放的な外構の住まいが多いこともあり、道路側は周辺環境に配慮しオープンで白を基調とした壁を配したあっさりした雰囲気とし、一方、南側の庭は、プライベート性を高めた緑いっぱいの外構と、軒の深い平屋に見えるような佇まいの外観となるように計画。
室内からは、ウッドデッキを介して南庭を取り込める開放感ある住まいの計画としました。
また、学生の頃から人形劇をされていたご主人が、「家でも劇を披露できるといいな」との一言を頂き、お客様の生活空間をカタチづけるヒントとなり、「舞台のある家」をご提案いたしました。
舞台は、腰掛けられる床上げ畳コーナーとして、裏方は納戸を利用。
リビングと一体化することで、観客席との関係性を構築。日常は畳コーナーをもつ奥行きあるLDKとして使え、劇を催せる変化が可能な計画としました。
お二人とも木を愛しむ心をお持ちでしたので、木の存在感を心地のいいバランスで表現してみました。
- 構造 木造2階建て
- 敷地面積 227.13㎡(68.71坪)
- 家族構成 4人家族(夫婦+子供2人)
- 建築面積 -
- 所在地 兵庫県神戸市
- 延床面積 107.44㎡(32.50坪)
- 竣工年月 -
- 工事対象面積 -
施工中
プレカット工場に見学
今回、構造材に宮崎県の飫肥杉を使用。宮崎県のプレカット工場にご家族で見学に行きました。住まい手と家に使われる素材をつなげられる機会が取れる事は、家を身近に感じられるとても良い機会ではないでしょうか。
外壁の木板の塗装に挑戦!
工務店の紹介で近所の材木屋さんに赴き、ご家族で、外壁木部の撥水塗装をしていただきました。一枚一枚丁寧に塗ることで、撥水効果が得られる木板外壁となります。
子ども部屋の壁の左官を塗ってみる
住まい手自らが、家の工事に携わる。少しのやってみたいという思いが、現実となります。
最近は、とても塗りやすいDIYにも使える自然素材の左官材料が豊富に出ております。
今回は、お客様が左官塗りにもとても興味をお持ちでしたので、
室内の一部の左官工事をご家族皆さんに参加いただき、仕上げていただきました。
最初は、少し手直しさせていただきますが、すぐに、皆さんいい感じの仕上がりになり始めます。
私も一緒に参加しながら、いい感じの仕上がりになるように少し簡単なアドバイスをさせていただきながら
完成まで見守らせていただきます。自分の家づくりに参加できる機会は、設計者や工務店の理解あってのチャンスです。みなさんも機会があれば是非チャレンジしてみてください。楽しいですよ。