ご相談頂き、お客様と一緒に、理想の暮らし方の条件のあう土地探しをご一緒させて頂きました。
はっきりした事、漠然としている事、不安と希望を持ちながら
無から有を生む、夢をかたちにする第一歩です。
何件か一緒に見ながら専門的な諸条件等を設計側の立場からアドバイスをさせて頂きました。
最終的に田園風景のとても美しい農家の土地を購入することになりました。

工事契約も終え、旧家屋を解体、更地になりました。
旧家屋に使われていた主要な構造材は、お客様自らが手がける諸々のDIYのために残しておきます。
土地が広いと、資材ストックスペースも確保でき、いろいろな工夫も可能です。

地鎮祭を終え、いよいよ基礎工事です。
コンクリート基礎は、内部に鉄筋が仕込まれます。
圧縮に強いコンクリートと引っ張りに強い鉄筋を一体化することで、強い基礎ができあがります。

上棟式では、ものづくりに強い関心をお持ちのご主人、大工棟梁の粋な計らいで、細心の注意を払いながら、最後の太い棟木の納めのひとたたきを大工さんと共にご主人にし参加していただきました。頭領が設計者とお客様の想いをくみ取っていただき、完成に向けて三者一体で取り組む想いを感じた瞬間でした。

完成すると隠れる部分ですが、しっかりした木組みで地震に強い構造となっています。

いよいよ、本格的なお客様工事参加の始まりです。
ご家族で、外壁に貼る板を塗っていただきました。自然塗料なので、お子様にも安心の材料です。

おまけ
自然豊かな現場で、キジや亀、タニシ、サンショウウオ等、工事中に見かけます。
のどかです。

工務店の紹介で、立杭焼の作家さんのアトリエでオリジナルの手洗い器を製作。
焼き上がった完成品が楽しみです。

室内の左官をお客様ご夫妻と私で塗りました。
少しのレクチャーですぐにこつをつかむご主人の器用さには正直驚きました。
プロとは違う時間をかけた細やかな鏝ムラがこの室内壁の仕上がりです。
難しい天井の塗り上げも黙々とこなすご主人。流石です。

以前、家を設計させていただいた方で、お客様ともご友人のアトリエ喫茶のマスターが満を持して登場！
私が、参加型いえづくりをはじめた頃、最初に出会ったお客様であり友人です。
さすがものづくりマスター！服装、マイ鏝、マイ鏝板持参完璧です！
参加型いえづくりは周りの方々を巻き込み、できあがっていく醍醐味があります。

室内の左官工事も佳境に入ってきました。
最後は、ご主人のご同僚の方々が、来られご参加頂きました。
ここまで室内を私とほぼ塗り上げ、ご同僚へのご主人のレクシャーももう堂に入ったものです。
皆さん技術屋さんらしく、最初から丁寧な仕上がりです。

参加型いえづくりの最大のイベントの左官工事が終わり、養生を外してほぼ完成です。
キッチンは、ご主人が直接キット購入され、ご自身で組み立てられました。

銀杏の無垢板の上に陶芸家のアトリエで焼き上がった手洗い器が設置されました。
いい色合いです。

バイク小屋は、土間、外壁、屋根までを完成して、内装は建物引き渡し後のご主人の最初のライフワークとなります。
バイクと共に暮らす夢を実現され、どんなガレージライフの空間になるか今から楽しみです。

参加型住宅は、完成引き渡しは、あくまで、プロの工務店さんの手が離れるというイメージです。
ここからは、家づくりを理解し触れるオーナーとして、暮らしの中で必要に応じて変化し続け、お客様の個性が家を活かした豊かな暮らしになっていくことが理想ですね。愛着もてる家になったのではと思います。

周囲に開けた田園風景は、日々の暮らしに季節に応じた美しい景色を演出してくれます。

この日、いい日よりで特に美しい風景に出会えました。

設計段階で検討した軸組の模型です。
構造を検討する際や、工務店さんとの打合せに役立ちます。

今回携わって頂いた工務店の社長（左）と頭領（右）を記念撮影。
お客様と設計者の想いを丁寧に汲み取り、参加型すまいづくりにご理解頂き、
最後までしっかりと形にしてくださった工務店さんに感謝です。

枝豆

ご近所さんからの差し入れ

趣味のバイクいじり

薪ストーム設置

ピザ造りに挑戦

初雪

雪景色

雪遊び

薪小屋第1号完成！

バイクガレージの内装完成！

工具の配置が美しい！

薪ストーブに使う薪の木の調達

薪割り

お子様と凧揚げ

薪小屋第2号完成！

植樹

畑づくり

お子様との散歩

お子様用砂場完成！

バーベキュー