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新月切りの家

丹波篠山市の郊外の都市計画道路に面し、道路向かいに田園風景が広がる計画地に一階をテナントとご自身の業務用の倉庫と車庫、上階を両親の住居とする併用住宅の計画です。今回は、地元の林業、製材、建築工事を営んでいる工務店さんからのご紹介を受けて、木を魅力的に見せられる住まいとなった。特に林業家として、長年の経験からこだわられた新月切りの木の肌合いは、理屈はよくわからないですが、とても優しい色合いで、室内が想像より爽やかな風合いを感じるものとなった。計画は、一階は用途上、無柱の広い空間を必要とされ、構造は鉄骨造としたが、上階住居部分は鉄骨が目立たないよう出来るだけ木の見える暖かみのある雰囲気に整えました。住居にはエレベーターも利用できバリアフリーの生活を可能にしています。外観は、下階のテナント、倉庫、車庫と上階の住居の仕切りにバルコニーの腰壁となる左官の帯壁を配し、下は道路目線でのすっきりと、上は、背景の山並みや周辺の住居に合わせた民家風にそれぞれの用途と環境の関係に沿わせた2段構えの意匠とした。また、電気屋さんであるオーナーが、ご自身で熱感知の換気空調システムを独自に組み込み、より快適な室内環境となった。

  • 構造 鉄骨2階建て(一部ロフト付き)
  • 敷地面積 682.42㎡
  • 家族構成 2人
  • 建築面積 163.97㎡
  • 所在地 丹波篠山市
  • 延床面積 325.35㎡
  • 竣工年月 2007年6月
  • 工事対象面積 -

施工中

この家で使用する杉を新月切り

この建物で使用する杉を林業家の山から切り出し、製材するところまで見学させて頂きました。
林業家曰く、樹木の栄養水が少ない切り時が冬の新月だそうです。
長年見続けてる方から言わすと、切ったときの表面の色合いや、割れが抑えられるそうです。
ぱっと下ろした木を見比べてもよくわからないですが、完成した内装の杉材は、とても色合いがよく
いつもより赤みの優しいピンク色が鮮やかな気がしました。

葉枯らしして天然乾燥の期間

雪残る本日、山から下ろす作業に入ります。

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