メールでのお問い合わせもお気軽にどうぞ
オンラインでのお打ち合わせも可能です
緩やかな階段のある玄関アプローチ
2022.12.20

前の道路に傾斜のある敷地に対して、車と人の進入方法を考える場合

傾斜の度合いによってほどよい納め方の手法が異なります。

今回は元々最大で1m弱の高低差を石積み擁壁で囲った敷地で、その石積みを残せるところは再利用しつつ、ゆったりしたポーチ屋根と緩やかなアプローチ階段でこの高低差をうまく利用した事例のご紹介です。

敷地と高低差のない箇所は、敷地内への車進入口として、敷地と高低差のある箇所からは、道路と並行したまっすぐな玄関までのアプローチ経路にしております。圧迫感のない平屋の建物なので、できるだけ道路側に寄せた建物配置が可能ですが、玄関前の通路庇を低く抑え、高さをさらに一段下げることで、玄関前の外部にほどよいプライバシー空間が確保でき、建物が道路に寄ることへの歩行者への違和感も緩和され、その分周囲に広い空地を確保できます。道路と建物の隙間スペースを無駄なく有効に活用した事例です。

このようにシンプルでコンパクトに収めた平屋住宅のプランでも、コストのメリハリをつけ、部分的に少し贅沢なゆとりをもたせることで、建物全体の周辺環境に合わせた効果的なファサード形成と、外部との接点である玄関ポーチに日常の暮らしの便利さと自然素材の優しさ、風を通す木格子のある玄関前のしつらえ、半外部空間のあるゆとりをもたらします。

お電話でのお問い合わせ

078-981-5177

受付時間 平日9:00〜18:00
 土日祝も気軽にお電話ください

メールのお問い合わせ

お問い合わせ

オンラインでのお打ち合わせも可能です