奥さんは好きな木々に囲まれて日々成長の変化を楽しみ、ご主人は畑で野菜をつくる。それぞれ朝の手入れは欠かさない。自然の恵み育むことが老後楽しみとおっしゃるご夫婦。そんな生活を住まいの面からもしっかりサポートできるような離れの和室二間のリノベーションです。1.将来子供の家族が来て二世帯になっても、気兼ねなく庭を楽しみながら生活を営める部屋にしておきたい。2.今の内に安心安全な環境(耐震、断熱、設備、既存メンテナンス、内装自然素材)にしておきたい。3.これからの第二の人生は、より一層家にいる時間が長く、これからの日々の生活を心地のいい環境の中で過ごしたい。今回のリフォームは、これらの要望に沿って庭と室内の生活をいかにつなげ、どう楽しんでいただけるかをテーマに提案しました。手法としては、全ての部屋を一体空間とし、構造補強と断熱性能を高め、もともと和室前廊下であった庭に面した開口部を工夫し、庭越しの道路からのプライバシーと庭のある外の景色、光の取り入れ方、季節や時間帯による環境の変化への対応等を考慮し、庭に面した西日の入るこの大開口部を前向きに楽しめるよう木格子を使うなど、落ち着いて時の流れを楽しんでいただける空間に仕上げ、庭を楽しめる安心安全で居心地の良いスペースに仕上げました。
- 構造 木造平屋建て
- 敷地面積 -
- 家族構成 2人
- 建築面積 -
- 所在地 兵庫県三田市
- 延床面積 -
- 竣工年月 2010年12月
- 工事対象面積 44㎡(13.31坪)